入院療養予定のご報告

塾生の皆様・保護者の皆さまへ

私、井上浴は7月10日(月)より、退院後の療養期間も入れて、半月と少しお時間をいただくことにしました。 7月末の花火までには復帰できるよう、回復に務めたいと思います。

 街に七夕の飾りが揺れて、夏の訪れを待ちわびる、空の青がひときわ恋しい季節となりました。みなさま、お健やかにおすごしでしょうか?
 私は、といえば、これでもう10回目ぐらいかな? 先日、大腸にカメラを入れて検査しました。想えば、元気だけが取り柄(とりえ)という分かり易い人生を歩んで来てたんですね。

 でも、今度ばかりは、いけませんでした。お腹の右下、大腸の一番奥に25ミリほどの大きなポリープ(できもの)が複数、見つかったというのです。実を言うと、前回の検査は1年半前。たった1年半でポリープがそれだけの大きさに発達するというのは、たいへん珍しいそうです。見落としてたんでしょうか。
 もちろん、当方のご気分は、よくありません。が、手術を担当する外科医のメンタルも、なかなかのものでした。
 面談は30分で終わりました。手術の方法など、おおまかな話はうかがいましたが、ちゃんとした説明を受けて納得できたか?と問われれば、こちらの質問力に難点があったのか。悪性(ガン)ですか?と聞けば、そんなん、切ってみないと分からんよ、とつれない返事。さらに質問すると、ご機嫌を損ねますし、手術の期日を尋ねたら、順番待ちだからね、元気な人は後でと叱られました。事実、コロナの間、診療や検査の機会を失って病状を悪化させたしまった患者さんたちが今、待合室に殺到しています。
 それが二週間前、6月15日のことでした。

 病院から電話がかかってきたのは、3日前の6月30日のことでした。
手術は7月12日。10日に入院して、退院は手術後一週間から10日後になるそうです。

 ───という次第で、私、井上浴は7月10日(月)より、退院後の療養期間も入れて、半月と少しお時間をいただくことにしました。ご迷惑おかけするのは心苦しいし、不安でいっぱいなのですが、7月末の花火までには復帰できるよう、回復に務めたいと思います。
 なお、私の入院、療養期間中のことですが、月曜から木曜までは、尾道市立大学大学院美術研究科の田實夕夏(たじつ・ゆうか)さんと藤本澪(ふじもと・れい)さんが、また、金曜日には当塾OBの新濱悠(にいはま・ゆう・関西学院法学部卒)さんが、それぞれ代講としてみなさんの学習指導に当たる予定です。
 安松講師も、勤務先のみらい法律事務所のご厚意により、16時から21時までフルタイムでみなさんのサポートに専念できるようにしていただきました。もちろん、キッチンにはいつもおやつ当番で、おばちゃんが座る予定です。夏期休暇には駆け付けて応援したいという先輩たちからの申し出もいただいています。
 長い不在は、不安を伴います。けれども、いつもとはちょっと違った塾の風景の中で、みなさんに新しい出会いや未知の発見が訪れてくれることを私は期待しています。おやつは当然、食べ放題。古人曰く、「鬼の居ぬ間の洗濯」とか。

 本来ならば保護者のみなさまにも直接ご挨拶申し上げるべきところ、文書でのご連絡となりなりました、なにしろ、バタバタしております。今後とも変わらぬお力添えのほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

井上塾●井上浴