遅くなりましたが、謹(つつし)んで新春のお慶(よろこ)びを申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜(たまわ)りました。みなさまがたにはよき一年となりますよう、心よりお祈りします。 と、なにごとも、手順を踏んで、佳境に入るのが大人の流儀。いや、なに、インフルエンザと新型コロナのお話です。
年が明けて、インフルエンザは少し収まったようですが、今度はコロナが大繁盛……。塾でも、先週は、五日間で、三人の塾生に早々のお引き取りを願いました。赤い顔して、あやしうこそものぐるほしきことノートに書き尽くるのを見れば、こいつは天才? 酔っ払い?と、やむを得ぬ仕儀。案の定、翌日には陽性とのご報告。二人目はまだ音沙汰なく、最後の一人は、単なる人騒がせ、故意か過失か、咳止めを飲み過ぎちゃったようです。
さてさて、油断ならぬ日々が続きますが、いよいよ受験の季節。はばかりながら受験産業の末席を汚(けが)しているわしらの塾としても、必勝を期して、その真価?を問われる時節となりました。(エイエイ、おーっ!)
「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。(上杉鷹山)」とか……。 一見、無気力と無関心を装う近頃の若いもんですが、こと受験となるとアホみたいに高望みします。陰々滅々の暗〜いご時勢に、自己肯定感が高いのはまことに結構なことですが、過ぎるとこれも困ったもんで、滑り止めを滑るという洒落(しゃれ)にもならぬ話が今ではフツーになっちまいました。模試の判定も「D」とか「E」、かつては「顔洗って出直してこい!」ってことだったんですが、果敢にチャレンジしますね。めざすは、乱世、下剋上! あきらめません。青春って素晴らしい。
完璧! テンパってます。
で、これは絶対嘘じゃないから、伝えておくけど、厚生労働省のホームページ「インフルエンザ一問一答」によると、インフルエンザにかかったとき、特に気をつけることは「他の人にうつさない」こと。
なかでも受験生と年寄りってのは特に要注意。なんたって,今いちばんデインジャラスな人たちですからね。おまけに、最近、塾の講師も人材不足とか、田舎行くと、いい爺サマが受験生とコラボして派手にのさばってますから、もう、いけません。
まっ、その辺はB面、人目に付かないところでゆっくりご相談することにいたしましょう。
★発熱やせき、鼻水、のどが痛い、からだがだるいなど、かぜのような症状があったときは、自宅で静養して下さい。塾の勉強はオンラインで。なお、アレルギー疾患(花粉症等)などで、同様の症状がある場合は、あらかじめお知らせください。
★塾に来たら薬用せっけんでていねいに手洗いしてください。
★入室するときはマスクを着用し、マイスリッパを使用してください。
自分が感染したとき
「学校保健安全法」に指示されているように、自宅で静養して下さい。現在、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザやコロナによる出席停止期間としています。日数の数え方は、症状が現れた日は算定せず、その翌日を第1日とします。「解熱した後2日」の数え方も同様です。
ただし、今シーズンのインフルエンザやコロナの特徴として、せきやのどの痛み、倦怠感(だるい)、筋肉や関節の痛みという症状を訴える人が増えています。インフルエンザは、飛沫感染=咳やくしゃみで放出されたウイルスを吸い込むことで感染します。熱は下がっても、せきやのどの痛みなどの症状があるうちは,「症状軽快」と見なさない方がよいでしょう。まだまだ感染のおそれがありますので、通塾は認められません。
お友だちはもちろん家族との接触も制限されますので、スマホやタブレットなどのコミュニケイションツールがあると救われます。症状がある程度おさまったらオンライン学習も可能になります。
登校再開の1日目は、学校で疲れて、塾に来ても勉強にはなりません。塾はお休みして早く寝ましょう。
同居する家族が感染したとき
同居者の中で最後に感染した人が発症した日を0日として5日間、様子をみてください。何もなければ6日目から通塾可能です。自宅待機期間中、いつでもオンライン学習が可能です。
休校や学級閉鎖になったとき
学校の指示に従って外出は自粛、おうちでよいこしときましょう。オンライン学習も可能です。家では邪魔が入ってうるそうて勉強にならんという受験生は塾で勉強してもらってもかまいません。
オンライン在宅学習の準備をしておこう。
一寸先は闇って話が続いてますね。諸行無常──。いつでもオンラインできるよう、端末を再確認しときましょう。アプリはスカイプとマイクロソフトレンズ。テクストは学校の教科書なので置き勉はやめて、家に持って帰っておきましょう。端末の設定はパンフ「online学習の始め方」を参考に。塾のホームページにも載せています。ご要望があれば、当塾の講師がご自宅におうかがいして、設定作業と操作説明をします。